2012年3月11日14時46分・・
それぞれの生々しい記憶があることと思います・・・
東京にいた私もそれなりに分単位での記憶が鮮明に蘇ります・・・
あの判断で正しかったのかどうか・・・
西荻窪にある酒屋さんで、飲食店で新たに出す日本酒の吟味をしてました。揺れ始めると従業員はみな逃げ出しましたが、そこはできたばかりの鉄筋コンクリートビルの1F。
ここが崩壊するなら日本中ダメと踏んでとどまり、揺れが収まったところで家族の安否確認。
天変地異のあとでも15分くらいは携帯がふつうにつながると聞いたことがあったので、急ぎました。15時15分・・・
裏道に回り、タクシー見つけ、新宿から歩き・・
神楽坂到着16時半・・・
4人の板前に一つずつ鍋をもたせ、安全帽代わりに・・。
開店したふりしてJRの再開を待ちました。
キャンセルの電話もならないけど、だれも来るわけないと思ってたら、一組きました・・驚き
営業終了午後11時・・・・
余震は続いていたもののJRは動いてました・・
ここでの選択肢は①できたばかりのこのビルに残る ②電車で帰る ③歩いて帰る
板前とホールの子には②か③か選ぶよう、つまり店から出るよう言いました。
私自身は①を選択・・・。
セコムも機能してなかったし、それなりの調度品、現金もあり、不逞の輩から店を守るためと皆には説明しましたが、たぶん二次災害に巻き込まれる可能性も加味すると一番安全な選択だったと思います・・・。
でも、死ぬ可能性もあるわけで・・・
つくづく感じたのは・・・人の命は預かれないということ・・・
このビルの万が一の崩壊で死なれたときの自分にかかってくる責任と、JRという半ば公的な機関のお墨付きの中で再度起きる事故を
比較してしまうと・・・
いや~、人の命は預かれないです・・・
「一応、個人的には電車よりも歩くことを勧める」旨は言いましたが・・・・
なかなか消えない懺悔です・・・。
<ゴールドマンサックス元社員による事業再生・経営改善/合同会社ジダイグループ>
ジダイグループは東京・札幌を拠点に全国に出張し、経営改善アプローチを行っております。資金繰り改善・経営改善・事業再生に対応すべく、事業・財務分析に始まり、営業方針の策定・帯同営業等他にはないコンサルティングスタイルを展開しています。
詳しい情報は、こちらからご確認下さい。