原価率を安く、かつ美味しいものを提供したい・・・
飲食店を経営している人間ならば誰でも考えること・・・
肉や野菜は比較的簡単に手に入ります。
例えば、霧島豚なら鹿児島から20kg単位で仕入れれば、市価の半分くらいです。
野菜も同様に手に入ります。
難しいのはさかな・・・。
なにをどうやっても難しかったので、取った手法は・・・
築地の魚屋に「売れ残り、キャンセルの出たものは全部文句言わず買うから、安うして」
でした。
これ、かなり成功・・・原価率5%下がり・・
ただ、売りづらいさかなも・・・
筆頭格が「いわし」!!
客単価7,8千円の店ではなかなか商品化できず、板前に聞いても「いわしのつみれ」としか。
「だめだろうな」と思いながら、メニューにだしたものの、やはり3日間でゼロ・・・。
考えました。食材自体は数百年以上世界の食卓にのっかて来ているのだから、世界中に知れている料理なら売れるはずだと・・・
1日で完売!注文率70%。。
何だと思いますか・・・。
オイルサーディン!!650円!
いまだに付け合わせメニュー感がいいのか、出すと飛ぶように売れます。
これに味を占め、もう一丁たくらんだのが男爵イモ・・・。
北海道の農家から20kg単位でとると市価のほぼ4分の1・・。
安いが早く裁かないと芽が出てきてしまう・・
絶対いけると思った「フライドポテト」が全然ダメ・・・
そこでオイルサーディン的な発想で、「揚げたてポテトチップ」で出したら、注文率85%に・・・。
ちなみにフライドポテトとポテトチップの販売量比較はありませんが、元々ポテトチップはフライドポテトが好きではない人用の料理の付け合わせとして誕生してます。
フライドポテトかポテトチップか選べる店では圧倒的にポテトチップを選ぶ客が多かったそうです。
先人の知恵に感謝・・・・。
<ゴールドマンサックス元社員による事業再生・経営改善/合同会社ジダイグループ>
ジダイグループは東京・札幌を拠点に全国に出張し、経営改善アプローチを行っております。資金繰り改善・経営改善・事業再生に対応すべく、事業・財務分析に始まり、営業方針の策定・帯同営業等他にはないコンサルティングスタイルを展開しています。
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