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日銀の選択肢・・・・

  • 上口
  • 2018年8月8日
  • 読了時間: 2分

さて、「元外資系金融」にいた者として、また「コンサルタント」として年2回ほど経済見通しをだしているのですが、久々です、日銀に触れるのは・・・・

長期金利の上限を0.2%までマーケットに預け、一方で物価の見通しを1.6~1.8%にとどめ、2%達成は2021年以降に持ち越し・・

これら拝見していると海に漂う「クラゲ」みたいだな・・と思います。

なされるがまま、「プカプカ」と浮かび続け、どっちに転んでも「避難」はされない・・みたいな・・・。

すなわち、「物価上昇率年2%はあきらめました。従って長期金利も上がりたいなら上がっていいけど、0.2%以上はムリなんじゃない・・」

という今後3年間に渡る金融緩和継続の意思・・

「金融緩和継続」と「マーケット尊重」の50%対50%・・・うまい!

長期金利が0.2%超えてきたらたぶん「腹切り」の事態が待っているかと思いますが、当面は、長期金利が0.2%に近付いてきた時に、T+30bp、つまり10年で0.5%の事業債でも出れば飛ぶように売れるだろうなぁということくらいしかあたまに浮かばない・・

最後に、今の低金利状態が銀行の収益を圧迫しているといいますが、半分は間違っています。

むしろ、いま金利が上がったら、地銀・信金は本当にまずいと思います。

本来「金利が上がれば銀行がもうかる」というのは「金利を上げてでも、調達したいニーズ」があってのこと。

今、金利が上がってスライドで貸出金利もあげれば、中小金融機関の大口先は大手金融機関に肩代わりされます。

すなわち「がまんくらべ」第二ステージが幕を開けます。

超低金利でいいのです、中小金融機関にとっては・・・。

<ゴールドマンサックス元社員による事業再生・経営改善/合同会社ジダイグループ>

ジダイグループは東京・札幌を拠点に全国に出張し、経営改善アプローチを行っております。資金繰り改善・経営改善・事業再生に対応すべく、事業・財務分析に始まり、営業方針の策定・帯同営業等他にはないコンサルティングスタイルを展開しています。

詳しい情報は、こちらからご確認下さい。


 
 
 

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